20代・30代を中心に人気の「はははのは」ですが、歯を白くする成分に関しても、少し知っていただきたいと思います。
歯の黄ばみや、タバコのヤニ汚れ・コーヒー紅茶の色素沈着を除去する効果が期待できますが、いったいどんな成分が含まれていて、どうして白くなるのか?
はははのはの成分面からその仕組み・メカニズムを探っていきたいと思います。
目次
主要なホワイトニング成分は「ポリリン酸ナトリウム」
ポリリン酸ナトリウムは、ホワイトニング歯磨き粉に含まれる成分の代表格です。
特に「タバコのヤニ除去には効果的」とされる成分で、平成27年3月25日に厚生労働省から「薬用歯磨き粉の製造販売基準」で、たばこのヤニ除去に効果のある成分に指定されています。効果があると発表された成分は以下の通りです。
- ポリリン酸ナトリウム
- ポリエチレングリコール
- ポリビニルピロリドン
そして、はははのは裏面パッケージを確認すればわかりますが、ポリリン酸ナトリウムが含まれていることがわかります。(3行目の三リン酸5Naがポリリン酸ナトリウムです)
ポリリン酸ナトリウムとは
昭和32年に「食品の添加物」として指定され、現在も使用されている成分です。変色防止などの目的で使用されています。
ポリリン酸ナトリウムの安全性
もちろん安全です。食品添加物として認可されていますから。また、ポリリン酸自体は体内にも存在する成分です。
一応毒性に関しては、
FAO/WHO専門委員会によると
そのままで殆ど腸管から吸収されず糞便中に排泄されるので、その毒性は考えることはないが、腸内で一部がモノリン酸塩に分解されるので、モノリン酸塩の毒性と同様に考えられるとしている。リン酸塩は生理的に有害な金属を含有しないものでは一般に毒性はないが、多量を飲下する時腸管壁を刺激して下痢を起こすことがある。
つまり、吸収されず排出されるから、そもそも毒性を考える必要はない。という見解です。
ポリリン酸ナトリウムでホワイトニングできる仕組み
歯の表面に付着した「ステイン」が、歯が黄色く見える主要因です(その他にも、エナメル質が薄くなっていることなどもあります)
ですから、ステインを除去することができれば、歯は白く見えるわけです。しかし、一般的な歯磨き粉成分で「ステイン」を除去する効果がある成分としては「研磨剤(パッケージには清掃剤と表記されます)」です。
確かにステイン除去に研磨剤は有効な働きをしますが、過度に使用すると、歯のエナメル質を傷つけ歯の表面が凹凸形状になってしまい、さらにステインが歯に沈着しやすくなってしまいます。
そこで、削らずにステインを除去して、歯の白さを取り戻すのが「ポリリン酸ナトリウム」の働きです。
どういうことかというと、
- 研磨剤:物理的刺激でステイン除去(歯も多少削られ、傷つく)
- ポリリン酸ナトリウム:化学反応によりステインを浮き上がらせ、ブラッシングで除去(歯に優しい)
これが、研磨剤不使用でも「はははのは」にホワイトニング効果がある理由です。
歯医者のホワイトニングでもポリリン酸ナトリウムは使用される
歯医者で行うホワイトニングと言えば「過酸化水素」の塗布が一般的です。最近では、酸化チタンを塗布してLED紫外線照射というような方法もあるようですが、まだまだ過酸化水素塗布が最も有名で一般的です。
そして、過酸化水素を用いたホワイトニングでも、実はポリリン酸ナトリウムが使われています。2つの成分の役割は
- 過酸化水素:歯自体を、歯の中部組織から白くする
- ポリリン酸ナトリウム:歯の外側のステインを除去し白く見せる
外側からのアプローチと内側からのアプローチ、内外両面からのダブルアプローチで歯を白くするのが歯科でのホワイトニングです。
ポリリン酸ナトリウムを用いた歯磨き粉のメリット
ポリリン酸は、ホワイトニング歯磨き粉に配合できる成分です。ですからメリットとして
- 安価でお手軽
- 複数回の通院の必要なし&定期的に通う必要なし
- ホワイトニング後の食事は配慮
- 痛くない
まず、歯科医で行うホワイトニングより圧倒的に安価です。歯医者で実施すると、全5回で10万~15万円程度かかりますが、ホワイトニング歯磨き粉は、せいぜい数千円程度。「はははのは」なら1ボトルあたり1.5か月は持つので、非常に経済的です。これまで使っていた歯磨き粉を、ホワイトニング歯磨き粉に替えるだけでお手軽です。
また、通院する必要が無いのもメリットです。忙しく時間が取れない方や、先々の予定が立たない方には嬉しいメリット。1度ホワイトニングをしても、半年ほどで効果は薄れるので、定期的に通う必要がありますからね。面倒くさがりの人にも向いていないと思います。
一般的に、ホワイトニング後は24時間程度は、喫煙や着色しやすい飲食物の摂取は避けなければいけません。しかし「はははのは」のような、ポリリン酸ナトリウムのホワイトニング歯磨き粉であれば、そんな心配をする必要もありません。制限は全くありませんから。
歯医者さんのホワイトニングは「過酸化水素」を使用します。漂白剤で、非常に「しみる」成分ですから、ほとんどのケースで痛みを伴います。自宅で使用できるホワイトニング歯磨き粉には、過酸化水素は配合されていないので「しみる」ことはありません。痛がりの人でも安心!
ポリリン酸ナトリウムを用いた歯磨き粉のデメリット
もちろんメリットばかりではありません。デメリットもあるので、きちんと把握しておくことが大切ですね。
- 過酸化水素ほど「真っ白」にはならない
- 白くなるまで時間がかかる
まず、過酸化水素とは違い、ポリリン酸ナトリウムは歯自体を内側から白くするわけではありません。歯の表面に沈着した色素汚れ(ステイン)を除去することで、本来の輝きを取り戻すために使用される成分です。「元来持っている歯の白さ」よりも白くなることは無いので、注意が必要です。
オフィスホワイトニングと違い、短期間で「劇的に」白くなるのは難しいでしょう。どの程度で白さを実感できるかは、ステインの沈着具合など個人差があると思います。
日々ホワイトニング歯磨き粉を使っていくうちに、白くなってきたことを実感できるので、できるだけ長く続けた方が効果は実感しやすいですね。
まとめ
ポリリン酸ナトリウム入りのホワイトニング歯磨き粉をオススメしたい人はこんな人
- リーズナブルにホワイトニングしたい
- 通院など時間を掛けたくない
- あからさまに「白すぎる歯」は目指していない
- しみて痛いのは嫌!
いくつか当てはまるのであれば、ホワイトニング歯磨き粉を試してみる価値がありますよ☆
おすすめは、オーガニックに徹底的にこだわった「はははのは」です。